アパート経営の利回りの目安はどれくらい?
収益物件、いわゆるアパート経営において、表面だけに注目していてはローン返済に負われる始末となる可能性もあり、重要としたいのは実質利回りです。
不動産においての利回りとは、投資した金額に対しての収入の割合で安定した収益を得ることが可能です。
では、アパート経営での収益においてどのような目安があり、それらを踏まえてどのように経営するのかを考えてみましょう。
具体的な計算で利益を考えてみよう
例えば、アパートに適した立地に土地を保有しているのならすぐにでも経営に乗り出すことができます。
金融機関から借金をするにしても、所有している土地も担保に入れれば、それだけアパートの利回りも高くなるようです。
もちろん、土地なしでもアパート経営は可能で、投資家デビューした人々のうち実に9割が土地なし状態から始めています。
良質な物件を取り扱う不動産会社と連携する支援業者は長期的に収益を見込める土地を選定してくれるようで、駅から徒歩10分圏内といった生活環境が整った土地を紹介してもらえることもあるようです。
こうした内容でも気にすべきは、どれくらいのリターンがあるのか、表面利回りで知ることです。
修繕費などのランニングコストを含まない目安でしかないことも理解しておきましょう。
例えば、投資金額3000万円で住居数5部屋、家賃を7万円設定にした物件であれば14%の利回りの計算ですが、目安より具体的なリターンを計算したいものです。
得た家賃収入、そこから必要経費を差し引いて計算する方法で具体性を持たせましょう。
修繕やトラブル時に備えるためにも、自己資金に余裕を持たせておくことも大切です。
また、経費がかさむのが初年度といわれるので利益は期待できないようです。
こうしたリスクに備えた保証が充実している支援業者をベストパートナーに選べば、建物の修繕保証や初回満室保証も行ってくれます。
これから借金返済が始まり、赤字スタートになってしまう備えとしては頼もしい内容です。
新築物件の利回りを考えてから中古も考える
アパート経営では、新築購入がおすすめといいつつも、もちろん投資額もかかるので、利回りの目安はどれくらいが妥当なのでしょうか。
全国的に新築の相場は8%から10%となっていますが、、購入費も中古に比べれば高いので少し低めの6%から8%程度の物件が多い傾向です。
しかし、新築のウリはまだ入居した形跡がないという点で、それだけに修繕費やリノベーションの必要性もありません。
新築を条件とする若い人もいるので、高めの家賃設定でも経営難にはなりにくいようです。
反対に中古は購入価格が安く、高い利回りを望める点がウリでしょう。
目安はどれくらいかと問われれば、地方では10%から50%、都心では5%から15%と言う振り幅があります。
これには築年数や駅までのアクセスなどにより変動することが原因とされていますが、リノベーションすることも可能です。
また、中古物件の利回りは修繕が行われる年度によっても違いますから注意が必要といえるでしょう。
利回り8%を鵜呑みにしてはならない
アパート経営の利回りの目安は、表面で8%あるならば、実質4%は見込める計算です。
不動産業界では8%という数字を目安にしますが、気を付けなければならないのは最低ラインに位置付けているだけで、投資家デビューする自分自身に当てはめてはならないと言う点です。
最新設備が整った内装のアパート、機能的でオシャレで、感性の若い人向けのコンセプトでも、ターゲットとなっている若者がいなければなりません。
しっかりとしたコンセプトが定まっていてもアパート経営は難しいものでありますが、このような壁は支援業者に任せることでクリアできます。
コンセプト設計から入居者募集、物件管理までを一貫して請け負ってくれる支援業者を利用することによって、アパート経営を安心して行うことができるでしょう。